考えるおるにちん

おるにちんがマンガアニメその他について考えたこと

倫理学について考えたこと覚書

Twitterで呟いたことを加筆修正したメモ

 

 倫理学やり始めて、倫理マターの問いと、周辺分野の問いを少しわけられるようになった。動物福祉の話で意見が対立する者同士が噛み合わない理由のひとつがわかった気がする。それは多少人間の活動を犠牲にしても動物からこれ以上搾取するべきでは無い、権利を与えるべきだ、という倫理観の主張に、でも実際にはそうしないと医療、健康、環境の問題が解決できないって言うのは、それはあくまで医学、科学からみた合理性の話であり倫理そのものの話ではなく反論としてずれているからだ。

 まず自分が拠っているの倫理を言語化して、それを伝え合うことがまず必要なのかもしれない。たとえば、じぶんは、人間の生活の維持と発展が他の動物より優先されるべきだと考えてこのように反論したのだとか。

 そこからはじめることは、どちらかが既に正しいと社会で合意形成されていてそこから議論が進まないのだという膠着した考えから抜け出せるのではないか